気づいたら意識とカバンを無くして山手線を何周もしていた朝もあった(6月17日 晴)

近所の酒屋が閉店になりました。かなり大きな量販店で、世界各地の酒とつまみを置いていて、安いものも高いものもあるので安いもの目当てでよく通っていました。10年くらい通いました。ワイン好きな父へのプレゼントに良さげなドイツやスペインのワインを選んだ店であり、友人が泊まりにくる際に歓待するために酒やつまみの買い出しに出かけた店であり、何より自分ひとりで飲むために何度も通った店でした。いや、酒以外にもお茶とかレトルトカレーとか缶詰とかも買ってましたけど、やはり酒もずいぶん買いました。酒を飲まなければもっと漫画が描けたのではないだろうかという気持ちと、酒を飲まなければ描けなかった漫画もあるのではないだろうかという気持ちが並存しており、複雑です。

ともあれこれを機に、お酒をやめることにしました。というのも、お酒は好きですが、無駄に強いために、ついつい飲みすぎてしまうからです。酒を飲んでも多少よく喋るようになるだけなので、酔った上でのトラブル、病気、依存症なども今のところないのですが、こないだ行ったバーのバーテンダーさんに「お酒強いですね。そんなに飲んでると肝臓壊して死にますよ、うちの親父と同じコースだ」と言われたので、やめようと思います。バーテンダーなのになんてこと言うんだ。ともあれ祝いの席などでは普通に嗜みますけど、自分から酒を買って飲むことはやめます。本当にやめられるのか、どうなんだ、高田純次が歌う笑ゥせぇるすまんのED曲が頭の中をぐるぐるとしておりますが、まあそういう方向で頑張っていきたいと思います。あの店のない、この街で。


※2021年現在、しばらく禁酒は続けたものの、現在は節度を持って飲酒を楽しんでいます。

ジゼルとエステル

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