学校の再発見(9月14日 雨)

学校に通っている頃は、制服の良さがわからなかった。学校というのは生活そのものだから、それ自体に格別魅力を感じる事は無かったのだ。学校に通わなくなって数年もして、初めて、ブレザーだの、セーラー服だの、ゆるんだネクタイだの、だらしなくはみ出たシャツだの、ギリギリまで短くしたスカートだの、白や黒のタイツだの、かかとを踏みつぶした上履きだの、そういうのが面白いんだと気が付いた。が、そう考えても後の祭り、いい歳こいた大人となった今では、そうした制服に身近に触れあう機会など皆無である。学生のころに何でもっと良く観察しておかなかったのかと、悔やまれるばかりである。

先日「海がきこえる」を観て、しみじみとそういう事を思った。具体的に言うと、有賀さんを観てしみじみ思った。有賀さんの「スゴイ」乳揺れ、あれは揺れだけを見ればものすごくいやらしい作画なのだけれど、近藤勝也の清潔感のある絵柄でああいう事をやられると、むしろとても健康的に感じられる。ああそうそう、クラスに一人はこういう胸の大きい子、いたよねと、そういう気分になるのだ。そしてまた、当時に何でもっと良く観察しておかなかったのかと、悔やむ気持ちにもなってくる。学校に通っている頃は、乳揺れの良さがわからなかったのだ。


海がきこえるみたいなすごく良いアニメを観て、乳揺れの事しか触れないのもどうかと思うので、もう一言だけ書いておくと、武藤里伽子みたいな鼻っぱしらの強い女の子、大好きです。

ジゼルとエステル

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